壽ロス真っ只中
「ミュージカル『刀剣乱舞』 五周年記念 壽 乱舞音曲祭」、私は1月9日(膝丸回)、19日(村正回)、23日(千秋楽)の公演を配信で観ました。
今回の公演では、なんと!「全日程LIVE配信」という、思わず拝みたくなるくらいありがたい仕組みが取り入れられていたのです!
感染症のリスクを考慮して、県外への遠征を諦めていた身としては、自宅にいながら公演の生中継を楽しむことができるなんて、本当に夢のようでした。
難しいことと知りつつも、感染症が忘れ去られた後も、観劇の選択肢のひとつとして残しておいてほしいと願わずにはいられませんでした。
さて、刀ミュの影響で、私がすっかり骨抜きにされている「村正派(蜻蛉切&千子村正)」ですが……今回はまた、一段と凄まじい火力でした。
本当にもう、なんなんですか、あのふたりは……!!
ますます好きになっちゃったじゃないですか……!!
村正派の歌声が重なった瞬間、頭ひとつ抜けた歌唱力と表現力に圧倒されるとともに、ふたりの間だけにある絶妙な「信頼感」が、まるで激流のように押し寄せてきました。
特に、デュエット曲の「Impulse」では、いい意味で「ふたりだけの世界」になっていて、お互いの魂の全てを遠慮なしにさらけ出し、ぶつけ合い、なおかつそれを心の底から楽しんでいる様子が、画面越しにも伝わってきて……、本当に、本当に素晴らしかったです。
理屈抜きで、心と体の両方が「村正派を好きになって良かった」と喜んでいるのが分かりました。
歌がメインのお祭りではあるものの、刀ミュの最新作を初めてリアルタイムで楽しめたこと、そして、2.5次元ミュージカルに限らず、様々なエンターテインメントが厳しい選択を迫られている中で、「壽」が最後まで無事に走り抜けられたこと、心から嬉しいですし、奇跡そのものだなと思いました。
「壽」が終わってしまったことへの寂しさや喪失感は日に日に増すばかりですが、生きる希望もまた取り戻せた……というより、舞台を通じて分け与えてもらえたと確信しております。
俳優の皆さん、スタッフの皆さん、感動をありがとうございました!
Thanks for your time!