おさかなとおかたな
う……うま……いやこれ、いやこれまじ、うま……うっっっま……。
愛媛県松山市の「丸水(がんすい)」さんにて、念願の「宇和島鯛めし」をいただきました!!
鯛めしには「宇和島」と「松山」の2種類があるので、優柔不断な私は、高松を出てから松山に着くまでの間、今回の旅ではどちらを食べるべきかを、ずうっと考えておりました。
お刺身の宇和島も絶対おいしいに決まっている……いやいや、炊き込みの松山も絶対おいしいに決まっているぞ……それでもあえて選ぶなら、食べたことのない宇和島の方だ!という具合に決まりました。
あまりにも鯛めしのことばかりを考えていたので、松山駅から丸水さんのお店まで片道2.4kmもあることを知らず、すぐそばに路面電車の駅がいくつもあったというのに、それらをスルーして普通に徒歩で向かってしまいました(笑)
道順がシンプルで分かりやすいものだから、てっきり片道1kmぐらいかと思ってました……どうりで息が上がりきってしまったわけだ……。
はじめての宇和島鯛めしは最高でした。
鯛の身がぷりっぷりで、でも固すぎるわけではなくて、噛めば噛むほど、鯛の優しい旨みが口の中いっぱいに広がって、ご飯に卵に薬味、いろんな食感を一度に楽しむことができて……もう、鳥肌が立ちそうになるくらいおいしかったです!!丸水さん、ごちそうさまでした!!
帰り際、愛媛県美術館の「名刀は語る展」にもお邪魔しました。
去年、断腸の思いで「行かない」という選択をしたものの、結局、感染症の影響で催し自体が中止になってしまった、あの「名刀は語る展」です。
私のお目当ての「蜻蛉切」と「短刀 銘 村正」は、ありがたいことに、どちらも前後左右から鑑賞できるようになっていました。とっても綺麗でした。
特に蜻蛉切の方は、その身に刻まれたサンスクリットの文字が、照明の光を受けてキラキラと輝いていて、まるで神様が宿っているみたいでした。
その美しさはまぎれもなく「美術品」そのもので、ああ、この槍は、人の命を奪うためではなく、むしろ守るために、祈りを込めて作られたのだろうなあ、と思いました。
あと……あとね……蜻蛉切の裏側の刃文と、村正の表側の刃文の形が、とてもよく似ていて……。
「ミュージカル刀剣乱舞」で「村正派(蜻蛉切・千子村正)」を応援している私は、感動のあまり、昇天してしまいそうになりました……。
誰にお礼を言えばいいのかも分からないけど、本当にありがとうございます。
今回の松山の旅はこんな感じでした!
次こそは、徒歩ではなく、路面電車に乗って、道後温泉方面まで足を運びたいです。
あと、みかんジュースの飲み比べもしたいし、大街道の商店街も歩いてみたいし……。
それまでに、感染症の影響が少しでも和らいでいるといいなあ……。
Thanks for your time!