忘れ去られた宝物

仕事の量が多い日が続き、ぐったりしている間にも、まどマギや天官賜福（てんかんしふく）の続編、村正派双騎など、嬉しいお知らせがたくさん……。

いや、嬉しいです、本当に嬉しいのですけど、いかんせん、今の私には、歌って踊って喜ぶだけの気力が残っていなくて……。

少し時間が経ってしまいましたが、あんスタの「蒼海＊輝く真実のアトランティス」というイベントのお話がとても良かったので、その感想を書こうと思います。

この……夜の浜辺での桃李と渉の会話が……最高でした……。

私は古い人間なので、どうしても、渉が、演劇部の部室のことを「心の内側」と呼んだことに執着してしまっています。

私は、あんスタの中では、皇帝両腕（英智・敬人・渉）の関係性がいちばん好きです。

ですが、それはそれとして、渉の素顔をいちばんよく知っているのは、演劇部の後輩の北斗と友也であってほしいと願い続けています。

お話を読むにあたって、その手の古い執着心が感動を薄めてしまわないか、少し心配だったのですが、夜の浜辺で、渉の内面にぐっと踏み込む桃李の姿を見て、めちゃくちゃテンションが上がりました。

この桃李の問いかけに対する渉の答えは、実際に読んでみてのお楽しみとさせていただきますけど、私は、ここで「Blackbird」というお話のある場面を思い浮かべました。

自分の大切な友達を勝手に「敗者」と決め付けられた時の、渉の……、あの、私が勝手に大興奮した、漢字2文字分の感情……。

友也に続いて、桃李までもが、渉の中にそういう感情があるということを、ごく当たり前のこととして受け入れてくれるようになった。

渉のことを、「化け物」ではなく「人間」として見てくれるようになった。

桃李にとって、渉はいちばん大切な人ではないはずなのに、ですよ。

なんだか……、アトランティスを読み終えて、初めて、愛し愛されて育った桃李の、無限大の強さと温かさを、素直に眩しく、そしてありがたく思えるようになった気がします。

こうなってしまうと、ええ、あとはもう、私が望むことは、たったひとつですよ。

渉と桃李がここまで腹を割って話せるようになったのだから、そろそろ、もうそろそろ、皇帝の左手（渉）と皇帝の右手（敬人）の仲も進展しませんか……！！！

皇帝両腕イベこわい！皇帝両腕イベこわい！楽しみに待ってます！

Thanks for your time!

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