すつぇーね!だんけ!
今年の8月に発売された、ピアニストの石井琢磨さんのCD「Szene」を聴いた私は……、
どうしても行きたい場所が頭に浮かんだのですが、わけあって、8月、9月、10月と、自分で自分にステイの魔法をかけておりました。
というのも、その場所は、駅から歩いて行くと15分くらいかかるのですが、道中、日陰がほとんどないので、涼しくなるのを待っていたのです。
ちなみに、日陰がないということは、街の景色が非常にのどかで素晴らしいということでもあると、私は考えています。
そういうのどかな場所に住んでいる人から「うちは田舎だから何もないよ」なんて言われたりすると、私の中にあるスイッチがパチーンとONになります。
何もない!?あるじゃん、田んぼが!!畑が!!何もかもが!!
なぜ分からないかなあ、一軒家、納屋、田んぼや畑、狭い道路、この美の結晶のようなコンビネーションがどこにでもあると思ったら大間違いだよ!!
いやまあ、用水路とかに小さい虫がたくさん集まって飛んでいるのだけは、確かに、ちょっと苦手だけど……!
こんな話をしに来たのではなかったのでした、じゃじゃーん!!
高松市郊外の「シカ」というお店に行きました!!
アインシュペナーとザッハトルテのセットを頼みました。
ここのザッハトルテ、何らかのジャムの酸味が、上品な味のチョコレートとよく合っていて最高です。
あと、生クリームのレベルがとても高くて、思わず唸りそうになるくらい美味しいです。
私なりにウィーンに思いを馳せつつ、ウィーンの名物を堪能しましたよ、琢磨さん!
さて、いくら私が音楽に疎いからといって、CDの感想を一言も書かないというのは変なので、今からどうにか頑張って言語化しようと思います。
9曲目の「ニュー・シネマ・パラダイス」が私のお気に入りです。
なんていうか、この曲を聴いていると、映画の世界が「ようこそ!さあ、おいでよ!」と両腕を広げて歓迎してくれているような、そんなイメージが思い浮かびます。
その度に、映画を観る前のドキドキや、他の方の感想を読み漁りたくなる気持ちを抑えて、自分自身が何をどう感じたのかを見つめなおす楽しみや、感動のあまりご飯が喉を通らなくなるあの感じを、ありありと思い出します。
私は、体調の関係で、たまにしか映画を観ることができないのですが、琢磨さんのニュー・シネマ・パラダイスは、「映画館で映画を観る」という大冒険の思い出を、何度でも記憶の中から連れてきてくれるような気がして、それがとても嬉しいし、楽しいです。
贅沢が許されるのであれば、一度くらいは、生の演奏を聴いてみたいなあ……。
ミラクルを司る神さま、もしよろしければ、ほら、琢磨さんも私も四国出身だし、年齢もまあまあ近いし、いつの日か、何かしらの幸運を授けていただけると嬉しいです!
Thanks for your time!